ガリガリの人の悩み

「何年か前に買ったドレス、ぶかぶかだったのに昨日着たらぴったりだった。ショック」という話をしている人がいました。

ドレスを着ると露出する身体の部分が多くなるため、痩せなきゃ!という気分になるらしいです。その人は結構頑張ってダイエットをしており、主食をカロリーの低いものに置き換えたり、食べる量を抑えたり、できる範囲で努力をしているんだそうです。

わたし的には、ドレスを着る際には少しふっくらしている方が見た目が格好良く見えると感じます。個人的には。わたしの身体はめっちゃガリガリなので、ドレスを着る用事があるときには、どうやってガリガリを隠すかということが一番重要になってくるんです。これは決して笑い事ではありません。ガリガリは健康を心配されるんです。

少し前まで、ウェディングドレスでもその他のロングドレスでも、レースで肩や腕を覆うスタイルが流行っているように思いました。結婚式では、長袖みたいな感じの、レースや布が手首のところまでついているタイプを着る人も多そうでした(わたし調べ)。

外国で王族の結婚式があると日本でも報道されますよね。それで、その王妃の着ているタイプのウェディングドレスが流行る傾向があるんです。たぶん。メーガンさんが着てたドレス、長袖の、生地の厚いシンプルなものでしたよね。一時期ああいうタイプが鬼ほど流行りました(わたし調べ)。デカいチャペルではなくても、レストランウェディングやナチュラルなガーデンウェディングなどにも合いそうなドレスで、あの形のドレスが余計に流行ったんだと思います。

しかし、最近、またベアトップのドレスが流行り始めているのです(わたし調べ)ベアトップっていうのは肩周りに布や紐やレースがなく、コルセットのように締め上げるところがあり、胸や腰の位置で留めておくタイプのドレスです。袖のあるタイプ、肩を覆うようなドレスの流行が一通り終わったので、流行りが一周して肩を出すのが流行ってきました。「別に隠さなくてもいい」みたいな時流の関係もあるのかも。

服なんて、着たいのを着ればいいですし、それを着たくなければ着なきゃいいんです。そんなのはわかっていますが、ドレスだけは「着たいか、より着れるか」なんですよ。わたしにとっては。

わたしはガリガリなので肩を出すと自分的に変だしなんか心配だなという感じになってしまいます。後ろの編み上げのところをどれだけ絞めても、胸が無かったりウエストがなかったりすると落ちてくるんです。詰めりゃいいのかもしれませんが、それでも腕もガリガリだし、出さないに越したことはないんです。ドレスのメーカーは流行りを追ってベアトップのドレスをどんどん売り出して、肩や腕を覆うドレスはなかなか売らなくなり、困っています。

冒頭の、ダイエットに励んでいる人は、「キツいドレスだと、息を吸うとマジで破れるよ」と言っていました。わたしが「ガリガリだと、ちょっと下を向くと胸のところから中が全部見えますよ」と言うと引いていました。合うドレスって選ぶの難しいですね。