わたしたちのものではない

冬季オリンピック、いつの間にか始まってましたね!?

ずっとスキー行ってないなぁ。スノボも一度はやってみたいと思いながら、未経験のままだな、と思いながら観たり観なかったりしていました。

スノースポーツやってみたくなって急にやり始め、怪我して病院に運ばれる人がたくさん出る季節だなと思います。気をつけてくださいね。たぶんスケボーとかもそういう人たくさんいたと思うんだけどね。頭を打つからね。あとケツ。

わたしはその日スキーのモーグル?かな?わざと雪でデコボコさせて急斜面を豪速で滑って行って二回くらい超ジャンプするやつ。を観ていたんです。あれスッゴイですね。怖すぎる!人間ってつよいですね。

その競技後インタビューで、

「この四年間、何も楽しいことがなかった。どうして生きているかわからなかった。けれど、今日滑ったとき、四年ぶりに楽しいと思った。」

と話している選手を見ました。

最近の選手ってハーフパイプでもスノボでもスケボでも、みんな音楽聴いたりしてノリノリで、俺のスタイルを魅せてやるぜ的な明るい感じの人が多くないですか?

でも、やっぱりこういうふうな感じの人もいるんだ。と思いました。

正直、ノリノリでイケイケ(死語)に見せてても内心はこの選手のように葛藤を抱えていたりキツい心境のまま競技に向かったりしている選手もいるんじゃないかな。と勝手に思っています。

わたしはオリンピアンじゃないし、なんの選手でもなければ、スポーツもやっていないので全然わかりません。あ、フィットボクシングはやってます。

あまり深刻にならず、観客やライバルたちとともにスポーツを楽しむのが流行りというか、選手が明るく楽しんでる方が競技を見てるだけの人もなんとなく明るい気持ちになるじゃないですか。世相もあって、そういうの求める雰囲気があるような気がします。

でもやっぱり、それだけじゃないと思うんですよね。

わたしたち観客っていうのは、そのときだけです。昨日も今日も寒いスキー場には行っていないですし、気分が乗らない日も身体がきついときも行うはずのトレーニングも、一日もやってないじゃないですか。

だから、「明るくいてよ!どうせ滑るんなら楽しんだ方がいいじゃないですか〜!」なんて言えないと思うんですね。

うるせえなという話ですよ。

だって、誰が辛く苦しく、どうして生きてるかわからない四年間を過ごしたいと思いますか?誰だって楽しく有意義で輝いた四年間の方が過ごしたいです。でもそれは無理だって話です。

楽しさも、痛みも、勝利も、敗北も、わたしたちのものではない。ということを絶対忘れないようにしないとな!と思いました。