マイナー好み極まってきた

オタクなんですけど、現在いまいちハマれるものがなくて暇を持て余しています。

二次創作を書いたり読ませてもらったり、妄想したりしていた時間ってかなりの時間だったんだなと思いました。オタクしてないと時間が余るもん。いや普通には忙しいけど。オタクしているときはほんの少しの時間も、何もなくても楽しむことができて楽しかったなぁ。

時間が余ってるので(いやほんとは余ってないんですけど、何にもならないけど何かを楽しんで過ごす時間って必要じゃないですか)十二国記を読み進めたり、韓国ドラマを観たりしています。どっちも、かなりの時間があるときじゃないとできない贅沢ですね。

ドラマって設定を呑み込まないといけないし、合う合わないが観てみないと分からないから、時間が本当にあるときしか観てみよう〜って気にならないんですよね。

オタク事は楽しいのが分かりきってるから、オタクしてるときだったらたぶんドラマの方は観ないんじゃないかと思う。オタク事に集中してしまいます。

 

で、韓国ドラマというのはテンプレートのようなものがあるんですよね。人を飽きさせないための脚本と言いますか……脚本のことを書いた本に「全尺を100としたとき、3までに客に設定を理解させ、75で大きな起伏を必ず用意しなければならない」みたいなことが書いてあったので、そういった商業向けのルールに則って作られているんだなと思います。

で、脚本のことじゃなくて、韓国ドラマにはテンプレートとして「第二の男/女」「サブカップル」というものがあるんですよ。めっちゃBLみたいだね。長編の商業BLってこうだよね。

第二の男/女というのは、メインのカップルに割り込んでこようとする男とか女のことです。愛の不時着でいうと、あのチェリストの女性や、詐欺師の男性。

サブカップルというのは、メインのカップルとは別軸で展開する恋愛のことです。例えば「主人公の友人」と、「主人公のお相手の秘書」といったような二人が良い感じになり、別口の恋愛を始めるのです。

サブカップルがあることで、メインのカップルが気に入らなくなったりフラストレーションのたまる展開になっていたりしても視聴者は観続けてくれるかもしれませんし、中盤以降の展開のダレを防ぐ効果もあります。

これがね、良いんですよ。第二の男/女は良いし、サブカップルって良いんですよ。どうしてかというと、魅力的に作られているからなんですよね。

第二の男/女が魅力的でなければ、それを退けて結ばれることになるメインのカップルが際立たないじゃないですか。サブカップルは、メインのカップルに足りないところを巧妙に補っている可愛いカップルになっているので、わたしはいつも愛着がそっちに向いてしまうんです。

これがいわゆるマイナーってやつです。ハイ。