五倍でかい猫ちゃんの腹に乗るか否か

猫にも個性があって、人に触られるのを好む猫、好まない猫、だっこされるのが好きな猫、嫌いな猫というのがいますね。猫と付き合うのが好きな猫、他の猫との猫付き合いが苦手で人とばかり仲良くする子もいるそうです。飼ってないのでうらやましいんですけど。

思ったんだけど、「だっこされるのが好き」って、一体何???

猫の方が体温って高いですよね。だから、人間の冷たい手先なんかを毛の中へ入れられたらヒヤッとするはず。かわいそう…猫は温かいところが好きなのに。しかも、人間のお膝の上だってそんなに猫にとっては温かくはないはずです。人によるかもしれませんが、服越しの太もものところだって猫のお腹よりは温度が低いはずじゃありませんか?

たしかに外とかの寒いところだったら、人間に擦り寄ってくるのはおかしなことじゃない。だって寒いもん、外気や冷えたコンクリートよりは、人間のお膝に収まっている方が温かくてマシでしょう。ちょっとくらい触られてウザッ…って思っても寒いのに耐えることに比べれば我慢できそう。

でも、室内で飼われており、いくらでも暖が取れるのに、しかも他に猫もいるのに、膝の上を狙ってくる子っていますよね。猫は猫同士でいた方が温かいよ!お互いに手触りもいい!たくさん毛も生えてるし!

人間なんかね!素敵な毛皮もなくて全体的にキモく、訳分からん言葉を話し、突然立ち上がったりしていやだよ!!わたしが猫だったらそう感じると思います。いくら害意がなくても、自分の身体の何倍も大きな生き物がなぜか触らせてもらえると思って近くに寄ってきたりしたら、いやです。

犬はまあ…犬ぞりとかあるしさ。狩りとかも一緒にいていたというしね?人間と一緒に暮らすというのが遺伝子に刷り込まれているんじゃないかなと思うんですよね。もちろん触られるのが嫌いな犬、だっこなんてもってのほかだという犬もいるけど。犬にとって人間に好かれ、触られたりだっこされたりする、それを喜ぶというのは、「その群れの一員としてやっていく」ためのムーヴだと思うんです。

人のお膝に乗ってもなんも利益ないのに乗ってくる、それがきっと猫ちゃんの無償の愛なのです…✨✨

というふうには理解できませんね。

「普通さあ、キモい人間とかいう生き物のお膝に乗ろうって思える?自分が猫ならどう?」と知り合いに聞いてみたところ、

「それは同種の人間で考えてるからいけないんだと思う!」という意見をいただきました。

 

「もし、相手が自分より五倍くらい体のでかい、猫ちゃんだったらどう!?」

ね、ねこちゃんだったら…?

「自分の五倍でかい猫ちゃんがそこに寝そべって、乗るんならお腹に乗ってもいいよ。みたいな顔してる。そしたらもう失礼しま〜す!って乗るしかないでしょ。きっとそういうもんなんじゃない?猫にとっても」

そ、そうかも…!

 

いや、違うだろ!前提が違うよね!?流されそうになったけど、絶対違います。