健康な人は煉獄さんの死を思い出さない
めっちゃ固執して生きてます。
で、最近思ったんですけど、精神状態の良好な人って気が変わりやすいですよね。固執しないんですよ。
例えば、毎日決まった運動をする。例えば、毎日決まった何かの練習をする、勉強をする。
これって不自然なことなんだと思いました。
精神状態が良好で、良い状態でいる人ほど、運動なんか大変だし、練習なんか飽きちゃうし、勉強なんか忘れるんですよ。こだわりがないっていうか。毎日なんて絶対できない。
いやそこは決めたなら毎日運動しなよとか思うじゃないですか。でもやめちゃう。やめちゃうのが正しいんですよね。だって飽きちゃうんだもん。
けっこう忘れて生きてる。それくらいのスタンスですべてを悩まずに生きてるんです。毎日続けるほど何かにこだわりを持てるけど、他のことは気にしない。ということは難しいみたいです。すべてが気になる人はすべてが気になる。
誰かに何かを言ったとき変な言い方になっちゃったとか、あそこはもっとうまく伝えられたのに誤解させたかなとかわたしは思っちゃう人なんだけど、精神状態の良好な人はそんなん思わないんですよ。こだわりがなくて、何もかもをそこまで気にせず通り過ぎていく。人生はそうやって過ごすべき。
最近色んな人と会う機会があって、その中には明るくて精神ばり良好!!みたいな人が多くて、その人たちと煉獄さんの映画の話になったんですけど、
彼ら、煉獄さんのこと引きずらないんですよ。
泣く人はいる。映画を観てて泣いちゃった。けど、まあそれはそれ。終わったら忘れる。悲しいよね〜!で終わり。
シャワー浴びてるときにふと、「煉獄さんの人生ってなんだったんだろう?」とか、
通勤してるときに、「煉獄さんはご飯を食べることが好きだったみたいだけど、その他にプライベートな事柄なんて何もなかったんだろうな…」とか、
寝る前の時間に「もしかして煉獄さんは身体を大きくしたくて、強くなりたくてご飯をやたらと多く食べていたのでは?それなら、ご飯を食べることでさえも彼の私的な事柄ではなかったのでは?」とか、
考えたりしないんですよ!!!
こう書くと誤解をされるかもしれないんで注釈を入れときますけど、「わたしはこんなに考えてる!」「みんなは何も考えないなんて浅慮すぎ〜」なんて言ってるわけじゃないんですからね!!!
精神が良好な人は、ずっとそのことに囚われたりしない!ということです。興味は移り変わり、悲しみはすぐに薄れ、実生活で受けた恐怖や苦しみがあったとしても、それもやがて遠ざかる。
煉獄さんの死も、いつか観た映画の遠い記憶。
そんなふうでありたい。精神が良好でありたい。