家賃2.2万風呂無しトイレ共有のアパート

家ついていっていいですか?や72時間という番組が好きです。リアルタイムではあんまり見ず、何週も録画しておいて何ヶ月かに一回まとめて見ます。

家賃2.2万風呂無しトイレ共有のアパート(中目黒)

に住んでいる、現代曲作曲家兼ピアニストさんのエピソードを見ました。中目黒が好きで住んでるんだろうなと思います。

現代曲は、「現代」といっても聴きやすいポップスや映画音楽などを指すのではなく、実験的だったり革新的だったりする音楽を指します。クラシック音楽の現代版といったらいいんでしょうか?

モーツァルトの時代には、モーツァルトソナタが革新的で現代音楽だったわけです。今はもうモーツァルトの時代は昔に過ぎさり、現在生きている作曲家の方が新しさや実験性(?)みたいなものを追究して作っています(で、いいですよね)。

で、それって食っていけんのか?って感じですよね。

わたしもそう思いました。

このエピソードの方なんですけど、2.2万の家賃の家に住んでるって聞いて、うわ、やっぱりそんなには食えないんだ…と正直思いましたが、

なんかこの人、楽しそう。

セキュリティゼロのドアに、キッチンもなくてトイレもないんだけど、そんなこと気にしてないんです。

それに、食えてるは食えてるんですよ。その方にとっては、家賃のために働かなくてはならないことがプレッシャーなんだって。

そして、家にピアノがない。作曲家とはいえピアニストも兼ねてるのに。

音楽関係者さんは、練習する環境を整えるのが大変だといいます。ピアノならピアノ、シンガーならシンガー、防音を考えないといけませんよね。そうすると、家賃が跳ね上がるんです。

が、その方には防音なんて関係ない。なぜならピアノがないから。

なんか…新しいな。別にそれでもいいんだもんな。必要じゃなければ必要じゃないんですもんね。

その方は仕事が少ないと困るは困るけど、もともとそんなにお金を必要としてないから、切迫はしてないようでした。2.2万、どうにかして家賃分は稼げそうだもん。これが8万とか10万だったらどうやって稼ごうと思うところも、なんか2.2万ならなんとかなりそうだもん。

わたしなんかは、もし病気をしたら、具合が悪くなったらどうするんだろうとか、突発的に何かしらの事情があって働けなくなったらどうするんだろうとついつい考えてしまうんですけど。

自由な生き方はいいなと思いました。トイレ共有は絶対無理だけどな……

 

あと、それとは別に、現代作曲家としてわりと功績のある人でもこうなんだから、これはまずいという思いもあります。

優秀な人がきちんと食っていけるような環境を作ってあげたいですね。