ゆっくりと固執できる洋画ジャンル

普通レベルに映画が好きだけど、その上、同人活動?というか二次創作啜り?としても洋画ジャンルにいました。

映画は、続編が公開されるとしても早くて二年後とかだし、

誰が見ても続編ありです!という雰囲気を出していて次の脚本や監督は誰々です!という情報も出てきていたのに、どんどん企画が倒れ続編は永遠に作られない。ということもあります。映画を作っているのは人間で、たくさんの人間が集まってするお仕事なわけだから、いろんなことがある。俳優はキャラクターではなく、みんな自分の人生を生きる、ただの人間だから。誰か一人がやりたかったとしてもダメで、たくさんの人の合意があって、安心と安全が守られ、モチベーションが保たれる状態で、仕事としての採算が取れて、奇跡が重なって公開されます。

その過程で、急に同キャラなのに俳優が交代して愛したキャラの顔が別人に変わるということもあれば、監督が違う人になったから全然違う解釈のキャラになった。ということもあり得ます。シリーズ一作目はとても面白かったのに二作目は全然面白くなく、三作目はめっちゃ楽しいけどそのキャラは死にました!!ということもザラです。

そう、とても供給の不安定なジャンルなのです。

例えば、◯◯という作品が公開されて萌えたのでそこを居住地としても、◯◯-2という二作目が公開されるかは分からない。そもそも、シリーズものでなければ、永遠にその先はないんです。

だから思うまま固執できます。

新しい情報が出ないから、萌えたそのときの情報のまま、キャラはそこから動きません。

めちゃくちゃ固執できる。供給がないのにずっとそこにいるなんて無理!と思われるかもしれませんが、ちょっとの水で長い間生きられる珍しい虫みたいな感じの人もいるんです。わたしとか。

安心して長い間萌えられる。しかも、二年に一回以下しか供給がないと言ったけど、一つだけではなく何個も好きなシリーズを持っておけば、年に二回くらいはすごく楽しみな映画公開日を作れるから、場合によってはそんなに寂しくないしね。

同人誌を出すにしても、長い間練ることができます。ファンの間でも、知識差が生まれにくいというか、映画一本観てれば一応同じものをすべて観ていることになるので、このへんもありがたかったです(原作のあるものについてはこの限りではないかも)

 

週刊ジャンル、月刊ジャンルで溺れそうになったときは、自分が少しの水でも長期間生きられる虫であることを思い出して戻ってこようと思います。